イベント参加報告

書店が閉店する時

2020年1月14日

ジュンク堂書店 京都店が2020年2月29日に閉店します。

書店の閉店は日常となり、「またか」「ついに」「まだ閉店してなかったのか」

ぐらいにしか出てこない。

もうすでに閉店が決まっている場合は時間が限られています。

やることは論じることでも世の中の流れを嘆くことでもなく

書店に今でも並んでいるが、すでに絶版となっている本を守ることです。

すぐには売れないけれど必要な書籍があります。

例えば、各分野のバイブル本など、その分野に興味を持って

書店に行った場合には手に取って買ってもらう最初の本として

そこで待っています。

ジュンク堂書店の開店が1988年ということは約32年前であり、

待っている本が多いと思います。

また、待っている間に絶版ということはよくあります。

書店が閉店することでそういった本が世の中から消えていくのです。

閉店が決まった時(すべての書店がというわけではありませんが)

各出版社毎の在庫一覧及び返品リストが作成されます。

閉店の発表後、出版社へ返品の了承依頼及び一覧表を送ります。

返品することは出版社は一番避けたいのです。

返品となった場合には自社倉庫へ運ばれてますが、

運搬費と倉庫での保管料がかかります。

再度、出荷の場合はそのまま出荷するのではなく、

本を研磨しカバーを新しい物に取り換えます。

研磨をする前に汚れ等が見つかった場合は処分となります。

また、返品することで返品率が上がり、

取次との交渉でも悪影響が出てきます。

そのため、出版社がチェーン店の場合は各店舗への割り振りを依頼します。

返品とは違い本が他店へ移動するだけのため被害を抑えられます。

返品についての交渉は、書店と出版社の営業が行います。

営業としては、いかに返品数を減らすかが一番大切なことになります。

そのため、優先順位としては「今、売れている本」が一番となります。

書店としても売れている本であれば他店で引き取ってもらいやすく

お互い交渉がしやすいです。

問題なのは、絶版本です。

返品となり、出版社の倉庫に入った場合は絶版となっているため

自動的に処分となります。

たとえ絶版となっていなくても長時間棚に置いてあり、

様々な人が手に取ったため汚れてしまい、再度出荷が出来ない

リサイクルとなり、別の本として生まれ変わります。

もし、何かに興味を持った時に書店に足を運んでも

本来であれば得られていたはずの知識を得ることが出来ない。

各分野にとってこれほどまでの損失は無いと思います。

書店が閉店する

まだまだ、続くと思いますが

1つの店舗が閉店するだけでなく

一つの文化が途絶える可能性があります。

購入することで世の中に残すことが一番やるべきことが思います。

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especials

サラリーマンはアート制作が可能なのか? 結論は可能。 悩んでいる暇は無い。 カラダとアタマとココロを動かせ! 不可能を可能にしろ! キネティック・アートを制作しているespecials(エスペシャルズ)です。 キネティック・アート(kinetic art)とは、動く美術作品または動くように見える美術作品のこと。 ただし、映画やアニメーションなどは、通常はキネティック・アートとはされない。カイネティック・アートと呼ばれることもある。 Wikipediaより 素材には、スチレンボード、PDF、プラレールを使用しています。 サイズは、今のシリーズは制作中の作品が4作品目となりますが大きくなっています。

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